子ども用の薬の形状は粉が多い
飲みやすさ、溶けやすさ、色々な配慮もあるのだろうが、美味しくない粉薬を前にしたとき、ただただ飲ませにくさだけが大きく存在感をましてくる
今回猛威を振るった『溶連菌』の薬にしても、小学生までの年齢なら粉で、それ以上の年齢なら錠剤を処方するようである
溶連菌の粉薬、ピンク色で『いかにも子ども用で甘そう』と感じたのだが、実際は飲めたものではない
薬は基本的に平気な子どもたちが、一口目に、
『いや、おいしくない』
と突き返すほどであり、試しに少し舐めてみると、
『うん、美味しくない』
だが、いくら美味しくないからといっても再発の可能性もあり、再発すると内蔵に不具合が出るかもしれないとなれば飲んで貰うしかない
今回はそんな美味しくない粉薬を何とか『美味しく』飲んでもらおうとした記録である
先程言ったように、粉薬を水に溶いただけでは太刀打ちできず、考えとして最初に浮かんできたのが『お薬飲めたね』
素晴らしいネーミングであり、まさに薬を飲むためだけに特化した商品
期待の持てそうな匂いと形状
満を持して、薬を投入
これは、、、アウトでしょう
形状と見た目もインパクトがすごいが、特記すべきは『匂い』
チョコレートの匂いとなんとも言えない薬の匂いが交わり、ただただ気持ち悪いだけ
しかしながら、パッケージをよくみて貰うとわかるように、『粉薬のためではなく錠剤を飲むために開発されている』ようで、使用方法を間違ったかなというのは否めず
続いて考えたのが『ヨーグルト』
包容力のあるヨーグルトに薬を包み込んでもらい、そのまま食べてもらおうという作戦
満を持して、薬を投入
色が変わっちゃったよ
何となくグレープのヨーグルトに見えなくもないが、匂いは隠しきれず、味も美味しくないようで却下される
甘味だけなら、とオリゴ糖を参戦させるも惨敗
続いて登場するのが『野菜ジュース』
元から色がついているのと、子どもたちが野菜ジュースが好きということで相方が提案してくれた作戦
先ずは粉薬を少量の水で溶き、
そこに野菜ジュース投入
見た目100点(というか野菜ジュースそのもの)
匂い90点(かすかに薬が匂うが気にならない程度)
結果、子どもたちが飲んでくれる
ここに勝敗がつき、我が家では『野菜ジュース』をイチオシとすることに
野菜ジュースにも種類があり、我が家での1番は、
とりあえず美味しく、匂いもいい感じ
あえて注意をするとすれば、コップ等に移したときの中身の色が慣れていないとビックリするような色であるということ
でも逆を言えば、この色にさえ慣れていればそこそこの色の飲み物には耐性が付きそうということ
なかなか飲ませにくい粉薬
試してみてはいかがでしょうか