朝の空気が少し冷たくなってきた。
そんなとき、湯気の立つホットコーヒーを手に取ると、
季節の移ろいをいちばん近くに感じる。
今日は24度。
窓を開けると、ひんやりとした風が部屋の奥まで届いた。
アイスコーヒーを飲んでいた夏が遠のき、
自然とホットコーヒーに手が伸びる季節になった。
ホットの魅力は、やっぱり**香味(こうみ)**にあると思う。
香りと味わいがゆっくりと立ち上がり、
口の中だけでなく、心まで温めてくれる。
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豆を挽いた瞬間の香ばしさ、
お湯を注ぐと広がる湯気の甘さ。
この「香りの立ち上がり」こそが、
ホットならではの楽しみだ。
温度が高すぎると苦味が立つけれど、
ほどよく冷めた頃には酸味や甘みのバランスが絶妙になる。
同じ豆でも、温度と時間によって表情が変わるのが面白い。
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お気に入りのマグカップを手に、
本を読みながらゆっくり飲む時間。
香りと温もりが重なって、
一日の疲れが静かにほどけていく。
ホットコーヒーは、
ただの飲み物ではなく“心のリズムを整えるスイッチ”のような存在。
季節が移り変わっていくなかで、
その香りにまた助けられている。
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📌 本日の記録
天気:晴れ
気温:24℃(朝晩は肌寒い)
空模様:淡い夕暮れの空
今日の気分:香りに包まれた穏やかな夜
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💡 今日の豆知識
コーヒーの香りには、アロマ効果があることが科学的にも確認されています。
焙煎された豆には約800種類以上の香気成分が含まれており、
その中には「リラックス作用」や「集中力を高める効果」を持つ成分も。
特にホットで淹れたときは、香りが空気中に広がりやすく、
心身の緊張をほぐしてくれると言われています。